Macbook Pro ’15(Early2011) カーネルパニック発生

先日もMacの不具合についてエントリ挙げたのですが、引き続きおかしなことになったので、再度まとめてみます。

結論から書くと、今のところ1日間ほどは安定して動作している模様です。

前回の不具合では、外部ディスプレイに接続することで発生する問題として対応し、最終的になんとか落ち着いたというお話でした。

Macbook Proの外部ディスプレイが大変なことになった

このページの概要

根本的に復旧はできていなかった

昨日、いつもの様に「クラムシェル+外部ディスプレイ」で利用していたところ、突然モニタが真っ黒になり、何も写っていない状態に陥りました。

Macbook Pro も電源は入ったまま、外部ディスプレイはしばらく放置すると電源がスリープになる感じです。

この時点で確認できた状態

  • MBPを開きモニタが映るか確認 > 映らない
  • 写っていない状態でControlイジェクト
  • その後 R > 再起動に入らない
  • 結果的には電源ボタン長押しで強制シャットダウン
  • 強制シャットダウンの後、MBPは開いたまま、電源をオン > 起動し始める
  • 本体液晶・外部モニタのデュアルモニタ状態で起動完了
  • しばらくするとまた真っ黒表示になる

このような状態を何度か繰り返し、まずは外部液晶への出力を疑って、Thunderboltコネクタに繋がるケーブルを抜きました。

MBP単体での起動を試してみる

  • 外部モニタを外し、MacBook Pro 単体で起動させる > 起動
  • しばらくすると真っ黒画面登場
  • さらに放置すると、自動的に再起動を始めることを確認
  • グレー画面にいくつかの言語のメッセージが表示 > カーネルパニック

カーネルパニックが発生するということは、問題点は様々なので、まずはハードウェアテストを実行しました。

Apple Hardware Test の実行

OS X Mavericks: Apple 診断または Apple Hardware Test を使用する

Macbook Pro ’15(Early2011)にOSX Mavericks をインストールしている場合は、ネットワーク上からApple Hardware Test を実行する必要があるようです。

ネットワークからApple Hardware Test を実行する

起動時に OptionD

Apple Hardware Test

使っているMacの発売された時期や搭載OSによって操作が異なるのでそれぞれご確認ください。

Apple Hardware Test では問題なしという結果

増設したメモリ、その他の機器について、すべて「問題ない」という結果がでました。

Result Apple Hardware Test

ということは、ソフトウェア的な問題があるように感じます。

テスト後でも問題が発生することを確認

ハードウェアテストを実行し再起動の後、しばし待つと再び不具合が発生しました。この時点では解決していないという感じです。

セーフモードで起動してみる

OS X Mavericks: セーフモードで起動する

電源ボタンを押し、起動音が鳴ったら Shift を押したままにする

上のアップルサポートのリンク先にあるように、電源OFFにしてから、10秒ほど待つ必要があるようです。また、起動音がする前からキーを押していては、うまくセーフモードに入らないので、注意してください。

セーフモードで起動した後、ゲストユーザーでログインして様子をみます。うまく起動して問題がでなければ、自分のユーザー環境に問題があることが確認できるはず。

ゲストユーザーでは問題発生せず!

ほぼまっさらな状態のゲストユーザーでは、しばらく待っても問題は発生しませんでした。さらに、外部モニタを接続して、しばらく放置しても不具合の発生はなし。

※セーフモードではFinderのウィンドウがチラついたりしますが、これは正常な挙動のようです。

OS X 復元またはセーフモード中にグラフィックスのパフォーマンスが制限される

先日も実施したOS X 復元から「ディスクユーティリティ」を使う

OS X 復元モードで起動させます。以下のキーを押しながら起動です。

CommandR

復元システムからディスクユーティリティを選択します。「アクセス権の修復」と「ディスクの修復」を実行しましたが、大きな問題点は検出されませんでした。

この辺りまで来ると、ソフトウェアが影響しているっぽいと考えられるのですが、新しくインストールしたアプリケーションも特になく、検討がつかない感じです。

TimeMachine が動いていない

最終的にはクリーンインストールが必要かもと考え、TimeMachineのバックアップを探ると、以前からバックアップが失敗したままになっていることが判明しました。メニューバーに表示させていないのが裏目に・・・。
ひとまず再インストールはできないので、このままに。

省エネルギー設定が原因なのでは?という予想にたどり着く

こちらのブログで、「GPUの切り替えがMavericksではうまくいかない」ようなお話が紹介されています。

Mavericksにアップグレードした一部のMacBook Proでディスプレイにノイズが発生したりGPUPanicが頻繁に起きる不具合があります – Macの手書き説明書

MBP もシステム環境設定の「省エネルギー」で「グラフィックスの自動切り替え」ができるのですが、確認すると自動切り替えを行うようにチェックされていました。

省エネルギー設定

ちなみに、セーブモードで起動したゲストユーザーでは、チェックが外れていることを確認しました。

さっそくチェックを外して再起動してみると、しばらく動かしてみても安定しているようです。外部ディスプレイを接続して、クラムシェルモードにしてみても、早い段階でカーネルパニックや再起動するような不具合は確認できませんでした。

追記:再び突然の画面真っ暗現象発生。

システム環境設定の「省エネルギー」は「電源アダプタ」と「バッテリー」というタブがありますので、両方のチェックを外す必要がありそうです。
バッテリーの方の設定がチェックされたままでした。関係あるのかは微妙ですが・・・・。

それから1日たち・・・安定したまま。

土曜日に発生し、日曜日の午前中に修復作業を行なって、そこから立ち上げっぱなし(これが良くないか・・)ですが、安定して動いております。
失敗していたTimeMachineもデータを作りなおすことで、今朝方新規バックアップを作成することができました。

さまざまなトラブルシューティングやメンテナンスを試した結果なのか、省エネルギー設定の変更なのか、はっきりとしたことは言えませんが、「GPUの切り替えがうまくできない」問題は抱えているらしいので、ここは最低限切っておく方がよいかもしれません。

追記:どうもChromeを使っている時に発生する頻度が高い気もする

とはいってもChromeは常に起動していることが多いので、なんとも言えないのですが、こっちは続報あったらまたエントリをあげることにします。

基本的に据え置きマシンになっているので、我が家のMacはバッテリー利用での電力は気にしてませんし。
やっぱりサブマシン的なものがないと、不具合に直面した時の焦りが違います。
大事に使ってきているので、手放すよりも買い増しを考えた方がいいかもなぁ・・・と考えた週末でした。

同じような不具合が発生している方で、根本的な解決策をご存知のかたはぜひとも教えていただきたいです><

皆さんちのMacに幸あることを願ってます(・∀・)

スポンサードリンク

SNSでもご購読できます。

Loading Facebook Comments ...

コメント

  1. ちーむ より:

    突然すみません。聞きたい事がありまして書き込みしていました。
    mbp起動時、最初に青白く表示がありリンゴマーク出てから又色が変わりますよね?
    VGAの軌道順番とかは解らないものでしょうか?私の憶測ですがRADEONからINTELだと思うのですが。
    何か確認方法とかは無いのでしょうか?すみませんがよろしくお願いいたします。

    1. @hrtr149 より:

      コメントありがとうございます。
      VGAの起動順については、さらっと検索しても見当たらないですね。

      起動時に何度か背景色が変わるのは、グラフィック関連の読み込みが関わっているのかは私としては不明なのですが、セーフモードやverboseモードでの起動を行うことで、起動プロセスを表示させることが出来たと思います。そこに該当の部分があればいいのですが。

      ■ Mac OS X:シングルユーザモードまたは verbose モードで起動する方法 – Apple サポート
      https://support.apple.com/ja-jp/HT1492

ちーむ へ返信する コメントをキャンセル

*